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SURLY MOONLANDER 極太プロジェクト

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5インチ規格の先陣を切って2011年末に登場したSURLY MOONLANDER。
だけど年月が経つにつれて他のメーカーからも次々と5インチ規格のFATが登場してその優位性が薄れる。
なのでもうひと華咲かせてやろうとVEE TIRE の SNOW SHOE 2XL 5.05 を履かせてみようと思ったのは昨年の事。
クリアランスがとても厳しいながらフロントは超ギリギリで入ったもののリアは完全にアウト。
それなりに対策を大掛かりに施す必要性があり
リアは現行の4.7インチタイヤでの運用とも考えましたが、
フロントに履かせた5.05インチとのあまりの差にアンバランスに感じて運用を断念していました。

だけど最近考えているうちに4.7インチサイズのタイヤ運用はROCKY MOUNTAIN BLIZZARDが担っているし、
MOONの活躍の場が少ないのでいっその事多少の事は犠牲にしてもより特化させるのもアリかと思い、
リアSNOW SHOE 2XL化に踏み切りました。

この2XLはうちの保有車両ではスライド式のトラックエンド+5インチ規格のMOONしか適材はいません。
リアホイールを目一杯後ろに後退させてもフロントディレイラーのガイドにタイヤが干渉してしまいますので、
サムズバイクにてフロントディレイラーを外して貰いました。
(応急以外で自分でチェーンを繋ぐの嫌だったので依頼)
フロントの変速は手でやるつもりでいましたが、
『大きい方のチェーンリンクとかも外しましょうか?』
という提案を受け入れ今回は潔くフロントシングル化しました。

クランクを替える予定はないし、
こんな大きくて重たいタイヤを転がすのに大きいチェーンリングは不要なので
インナーローの22Tでの運用。
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はっ! これは弟子たち両名のFATと同じ仕様じゃないですか!!
フロントシングルのチェーンリングが22Tという変態の仲間入り。
この時チェーンラインをタイヤに干渉しない様にずらす事は可能か尋ねたところ、
それは厳しいという返答でした。

そして後日もう1本タイヤが着弾したので前後まとめて入れ替えを実施。
そうするとスプロケのギアでロー側3段が全てチェーンとタイヤが干渉する事態でした。
これではタイヤのサイドが擦れて破けそうな感じでこのままでは無理と判断。
チェーンクリアランスを何とかする為にはBBに挟まっているスペーサーを移動できないか相談しに秀岳荘に行きました。
(ROCKY MOUNTAIN BLIZZARDのスプロケ46T歯欠損の件で出入りしていて作業出来そうな余裕がありそうだった為)

それは可能という事でスペーサー移動のついでに更にもう一枚追加。
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これによりスプロケのいちばんローギア側でタイヤとチェーンに僅かなクリアランスが出来る程になりました。
しかし、走行すると揺られたチェーンがゴツイサイドブロックに引っ掛かり、
チェーンステーの隙間に引き込まれる懸念があったので更なる対策としてホイールのセンターバランスを2~3ミリ
ずらしてもイケるとの提案を受け実施してもらいました。
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その結果予想に反して7ミリ近いクリアランスが確保され、
『これならスペーサー1枚抜きましょうか?』と言われましたが、
乗ってみて様子を見る事にしました。
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ホイールが片方に寄ったのかと思いつつ、
元々が少し寄っていたのでそれが修正された感じでした。
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トラックエンドで構造上ホイールが応力でズレやすい為、
チェーン引きでホイール位置を固定してやるのですが、
SURLYでリリースされているモノはリアディレイラーのワイヤーが干渉して取り付け出来ませんでした。
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なのでその辺に転がっていた加工が容易なカーボンの板を用いて
チェーン引き的なホイール固定具を作製しました。
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これらを経て無事5.05インチのFAT用最大タイヤであるSNOW SHOE 2XLがリアに収まりました。

ROCKY MOUNTAIN BLIZZARDの4.7インチとの比較。
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この差ですからフロントとリアで違うタイヤ運用のアンバランス感分かって貰えると思います。
3.7(4.0)インチと4.7インチの1インチのタイヤの差よりも、
4.7インチと5.05インチの0.3インチ差の方が大きいのは何でなのかちょっとわかりません。

これだけのタイヤですからエアーを抜いた時のクソ重たい転がりには正直遣られます。笑)
エアーボリュームと幅があるので少し高め圧での運用がいいかも知れません。
しかもこれだけのエアーボリュームですからエアーの再充填は骨が折れますね。
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そんな時の電動エアーポンプ運用ですね~笑)
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by CLUBJAZZY | 2018-01-07 11:18 | カスタム日記

FatBikeに憑りつかれた哀れな人生の記録


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