道東旅行記 ④ 岩間温泉~
2011年 08月 16日
層雲峡でまだ天気が持ちそうと感じたので、
ならば糠平湖に行く手前にある『岩間温泉』という野湯を目指す事にした。
ツーリングマップ片手に林道の入り口を探していると、
2枚の案内板のある林道があった。
多分ここだろうと一抹の不安を持ちながら車を走らす。
でも、温泉についての表記は一切無い。
地図ではユニ石狩岳、石狩岳の登山口に近いみたいであった。
やや暫らくひたすら車を進めると2台の対向車が来たので
すかさず「岩間温泉はこの奥ですか?」と聞き、確認が取れ、
そこからは安心して進んだ。
川が道を分断している箇所に来たので車を脇に停め、
Pugを降ろしてそこからは自転車で行く事に。
乗ったまま渡渉しようと思ったがひざ上の水深で勢いがありちょっと無理だった。
それどころかタイヤに入った大量の空気のせいで車体が浮き上がり、川の流れに身を任せて流れてすがって来る。
もう、それを抑えるのに一苦労。
恐ろしく冷たい川を渡りもう少し行くと広場に出た。(カメラの回収にもう一往復)
そこにはテントを併設させた常連達の四駆が3台停まっていた。
昨日の雨の前に現地入りし、その後に増水したのだそう。
でも、ツルハシやシャベルを搭載しているので問題ないそうだ。
対岸の温泉に渡る橋も昨夜一本流されたそうだ。
今は誰も入浴していないので早速橋を渡り対岸へ。
橋は適度にしなり、体にふわふわした変な感じが伝わる。
温泉には掃除用具が置かれていて、掃除がされている様であった。
温泉には更に3つの浴槽があったが、
何個もの浴槽画が点在する。
その1つの川岸の大きな岩と石をコンクリで固めた浴槽。
どちらかというと半身浴か寝湯って感じ。
香りは硫黄臭が感じられた。
温度は川の水をホースで加減するみたい。
暖かい温泉周辺には爬虫類がよく見られるとの事。
尻尾の青いカナチョロが何匹か見られた。
蛇でなくて良かった。
そこで出逢った人が昨日オンネトー湯の滝に行ったが、
入れるようにはなっていなかったと言っていた。
微生物がマンガンを生成する過程が行われている世界で唯一の学術的に貴重な場所なのだそうで、
最近は保護の観点から野湯を機能させていないようであった。
当初行く予定だったので、行かなくて正解だったようだ。
岩間温泉をあとにして、次なるは幌加温泉を目指す。
しかし幌加温泉の野湯は2つとも崩壊しており廃湯状態であった。
幌加温泉の内湯も地面や各所がカルシウム等の成分でボコボコになっている雰囲気は凄いのだけれども、
次もあるので先へ、次なる然別峡の鹿の湯を目指す。
その途中にある糠平湖周辺の旧国鉄の橋脚跡1955年製。
ここに行くのも散策路になっていたので所によっては自転車が活用できる。
巨木、倒木更新による奇形木
然別湖の山田温泉のところの林道が封鎖されていて、
鹿追経由で行かなければならない状態になっていた。
途中にある『管野温泉』は3~4年前に経営者が死んで廃業したそうな。
ここは8種類の湯があってマニアには人気だったそうな。
今はもう廃墟。
興味本意で浴場を覗いて見ると温泉はちゃんと張らさっていた。
ならばちょっと…と思い正面玄関へ。
戸は無く、中は完全に廃屋そのもの。
日没に近かったのでマジでなんか出そう。
この中を浴場に向って進む。
階段を下り脱衣所に来たら天井から滝のように水が滴っており、
その音が更に雰囲気を悪化させる。和製ホラー映画みたい。
一部水に当たらない場所から通過し浴室へ。
一見綺麗に見えるものの、何年も掃除されていない浴槽内には沈殿物が。
どうせ、野湯も似た様なものだと思い、話のネタに入ってみた。
温度は41度位かな。でも沈殿物と、廃屋の雰囲気が気持ち悪く、
とても長居できる状況ではなかったので早々に退散した。
そして『鹿の湯』がある然別峡キャンプ場へ
管理棟には川が増水の為利用出来ないとの張り紙があった。
本当かどうか確かめに歩いていたところ、
近所の人に似た人を見かけた。
声をかけてみたところ、やっぱり近所の老夫婦だった。
昔からここの常連だそうな。
今回も8/2から各地を転々とし、帯広の花火大会を観てこっちにきたそうだ。
おじさんから大きい浴槽の方は駄目だけど小さい夫婦の湯なら入れると言われて行ってみた。
確かに川の水が増水して大きい方は完全に川の水温になっていた。
なので夫婦の湯に御入浴の図。
温度は42~43度位で磯のような香りがした。
湯上り後に歓談し焼肉をご馳走になった。
話の中でヌプントムラウシ温泉にも行きたいと言ったら道路が崩落していて無理だと聞き、
これまた行かなくて正解だった。
19:30にキャンプ場をあとにして帰路へ。
狩勝峠の蛾の大群。
富良野~桂沢湖の間にある三段滝パーキングに駐車して仮眠。
ここんところの雨の増水で滝の音がもの凄く、
観たいという欲求に駆られたが、
日の出までまだ暫らくあったので諦めて車を走らせた。
初日は渋滞に巻き込まれたので燃費が正確には出ないので、
2日目~3日目の燃費で計算したところ、
1リッターで9.93kmだった。
でも、その間通過した、清里、野上、美幌、石北、三国、幌鹿、白樺、狩勝、樹海と峠三昧だったのでこの燃費は大したものだ!
END
ならば糠平湖に行く手前にある『岩間温泉』という野湯を目指す事にした。
ツーリングマップ片手に林道の入り口を探していると、
2枚の案内板のある林道があった。
多分ここだろうと一抹の不安を持ちながら車を走らす。
でも、温泉についての表記は一切無い。
地図ではユニ石狩岳、石狩岳の登山口に近いみたいであった。
やや暫らくひたすら車を進めると2台の対向車が来たので
すかさず「岩間温泉はこの奥ですか?」と聞き、確認が取れ、
そこからは安心して進んだ。
川が道を分断している箇所に来たので車を脇に停め、
Pugを降ろしてそこからは自転車で行く事に。
乗ったまま渡渉しようと思ったがひざ上の水深で勢いがありちょっと無理だった。
それどころかタイヤに入った大量の空気のせいで車体が浮き上がり、川の流れに身を任せて流れてすがって来る。
もう、それを抑えるのに一苦労。
恐ろしく冷たい川を渡りもう少し行くと広場に出た。(カメラの回収にもう一往復)
そこにはテントを併設させた常連達の四駆が3台停まっていた。
昨日の雨の前に現地入りし、その後に増水したのだそう。
でも、ツルハシやシャベルを搭載しているので問題ないそうだ。
対岸の温泉に渡る橋も昨夜一本流されたそうだ。
今は誰も入浴していないので早速橋を渡り対岸へ。
橋は適度にしなり、体にふわふわした変な感じが伝わる。
温泉には掃除用具が置かれていて、掃除がされている様であった。
温泉には更に3つの浴槽があったが、
何個もの浴槽画が点在する。
その1つの川岸の大きな岩と石をコンクリで固めた浴槽。
どちらかというと半身浴か寝湯って感じ。
香りは硫黄臭が感じられた。
温度は川の水をホースで加減するみたい。
暖かい温泉周辺には爬虫類がよく見られるとの事。
尻尾の青いカナチョロが何匹か見られた。
蛇でなくて良かった。
そこで出逢った人が昨日オンネトー湯の滝に行ったが、
入れるようにはなっていなかったと言っていた。
微生物がマンガンを生成する過程が行われている世界で唯一の学術的に貴重な場所なのだそうで、
最近は保護の観点から野湯を機能させていないようであった。
当初行く予定だったので、行かなくて正解だったようだ。
岩間温泉をあとにして、次なるは幌加温泉を目指す。
しかし幌加温泉の野湯は2つとも崩壊しており廃湯状態であった。
幌加温泉の内湯も地面や各所がカルシウム等の成分でボコボコになっている雰囲気は凄いのだけれども、
次もあるので先へ、次なる然別峡の鹿の湯を目指す。
その途中にある糠平湖周辺の旧国鉄の橋脚跡1955年製。
ここに行くのも散策路になっていたので所によっては自転車が活用できる。
巨木、倒木更新による奇形木
然別湖の山田温泉のところの林道が封鎖されていて、
鹿追経由で行かなければならない状態になっていた。
途中にある『管野温泉』は3~4年前に経営者が死んで廃業したそうな。
ここは8種類の湯があってマニアには人気だったそうな。
今はもう廃墟。
興味本意で浴場を覗いて見ると温泉はちゃんと張らさっていた。
ならばちょっと…と思い正面玄関へ。
戸は無く、中は完全に廃屋そのもの。
日没に近かったのでマジでなんか出そう。
この中を浴場に向って進む。
階段を下り脱衣所に来たら天井から滝のように水が滴っており、
その音が更に雰囲気を悪化させる。和製ホラー映画みたい。
一部水に当たらない場所から通過し浴室へ。
一見綺麗に見えるものの、何年も掃除されていない浴槽内には沈殿物が。
どうせ、野湯も似た様なものだと思い、話のネタに入ってみた。
温度は41度位かな。でも沈殿物と、廃屋の雰囲気が気持ち悪く、
とても長居できる状況ではなかったので早々に退散した。
そして『鹿の湯』がある然別峡キャンプ場へ
管理棟には川が増水の為利用出来ないとの張り紙があった。
本当かどうか確かめに歩いていたところ、
近所の人に似た人を見かけた。
声をかけてみたところ、やっぱり近所の老夫婦だった。
昔からここの常連だそうな。
今回も8/2から各地を転々とし、帯広の花火大会を観てこっちにきたそうだ。
おじさんから大きい浴槽の方は駄目だけど小さい夫婦の湯なら入れると言われて行ってみた。
確かに川の水が増水して大きい方は完全に川の水温になっていた。
なので夫婦の湯に御入浴の図。
温度は42~43度位で磯のような香りがした。
湯上り後に歓談し焼肉をご馳走になった。
話の中でヌプントムラウシ温泉にも行きたいと言ったら道路が崩落していて無理だと聞き、
これまた行かなくて正解だった。
19:30にキャンプ場をあとにして帰路へ。
狩勝峠の蛾の大群。
富良野~桂沢湖の間にある三段滝パーキングに駐車して仮眠。
ここんところの雨の増水で滝の音がもの凄く、
観たいという欲求に駆られたが、
日の出までまだ暫らくあったので諦めて車を走らせた。
初日は渋滞に巻き込まれたので燃費が正確には出ないので、
2日目~3日目の燃費で計算したところ、
1リッターで9.93kmだった。
でも、その間通過した、清里、野上、美幌、石北、三国、幌鹿、白樺、狩勝、樹海と峠三昧だったのでこの燃費は大したものだ!
END
by CLUBJAZZY
| 2011-08-16 23:00