幻の社台の滝へ…自転車で!
2009年 08月 11日
白老にはインクラの滝という日本百名瀑の1つがある。
現在は崖崩れの恐れがある為立ち入りが禁止されてしまった。 (2005年8月撮影)
札幌から支笏湖周辺は支笏火山の噴火で堆積した火山から噴出した灰が堆積凝固した凝灰岩の為、
滝野のアシリベツの滝、支笏湖七条大滝等も似た雰囲気がある。
この地質の滝は非常に脆い地質条件のため崩落の危険性が大きい。
インクラの滝は現地までのアクセスが困難なこと、周囲の崩壊が進み立ち入り禁止になっていることから幻の滝となっている。
この滝ですら幻なのにこの滝の奥にもう1つ更に幻の滝 ”社台の滝” がある。
※道が無い為、下から見上げた滝の姿は熊との遭遇におびえながら巨岩の沢を3~4時間遡行しないと見る事が出来ない。
下から見ると何だか亡霊が嘆いているようにも見えて不気味な様相。
この滝は下から見る為には熊がいつ出てもおかしくない大岩だらけの沢を4時間近くかけて登らなければならないが、
上から見る分には林道を登っていけば見る事が可能である。
車を樽前ガローの駐車場に駐車しそこで自転車を降ろす。
西樽前林道に向かい、ひたすらの登りを登っていく。
ひたすら来た先に分岐が現れ、右に行くと遠回りながら滝に行く事ができる。
しかし、今回は少し左に行ったところから繋がる最短ルートがあるとの事でそちらから行く事にする。
この林道、途中の沢に架けられた道がことごとく崩落していた。
何箇所もの崩落箇所を細心の注意を払いながら、荷物と自転車に分けて担いで渡す。
こんな山奥には何かあった時に頼れる人がないので時に単独行では怪我をするのは一番避けなければならない。
姿は確認できなかったものの、どうやら熊とニアミスしたみたい。
鹿やキツネなら、人間と気が付くと大きな音を立ててでも逃げて一定の距離を取るが、
藪の中から聞こえてきた足音は、まるで山菜取りの人間が歩いているかのようなゆったりとした歩調。
しかもこっちの音(気配)に気付くと歩くのをやめ、その場でじっと動かない。
匂いは、濡れた犬の様な臭いが鼻をついた。
取り合えずこちらの気配をアピールしながら先へ進んだ。
廃道化した林道の岩にチェーンリングをヒットさせて歯を曲げてしまったので、その辺の岩でチェーンリングを叩いて修復。
何ともアドベンチャー。
滝の見晴台らしき箇所に到着。
苦労しただけあって喜びもひとしお。
今度は滝の上部に移動する。
滝の奥をまずは探索。
苔蒸した川は水量は少ない。 なので、MTBで進む。
奥に岩場があり、その隙間から水が流れている。
深い窪みに溜まった水は青く澄んでいるが、
平坦な部分ではまるで水が無いみたい。
岩場の裏側がどうなっているかよりも滝が気になり今回は調査はしてません。
そして、滝の落ち口に向う。
ついに来たどー!!凄い達成感。
ここを訪れた人はいても、ここで自転車に乗った人はいないだろう。
足元は苔で滑りやすく、落ち口からもし落下したら死ぬまで時間がかかるであろう落差の下を覗く気にはなかなかなれなかった。
それでも、端の岩に捕まりながら見下ろす事が出来た。
帰りはひたすら登ってきた林道を下り、苔の洞門が封鎖された昨今では貴重な樽前ガローを堪能した。
また行きたいけど、結構度胸がいるのでなかなか思い切りが…。
現在は崖崩れの恐れがある為立ち入りが禁止されてしまった。 (2005年8月撮影)
札幌から支笏湖周辺は支笏火山の噴火で堆積した火山から噴出した灰が堆積凝固した凝灰岩の為、
滝野のアシリベツの滝、支笏湖七条大滝等も似た雰囲気がある。
この地質の滝は非常に脆い地質条件のため崩落の危険性が大きい。
インクラの滝は現地までのアクセスが困難なこと、周囲の崩壊が進み立ち入り禁止になっていることから幻の滝となっている。
この滝ですら幻なのにこの滝の奥にもう1つ更に幻の滝 ”社台の滝” がある。
※道が無い為、下から見上げた滝の姿は熊との遭遇におびえながら巨岩の沢を3~4時間遡行しないと見る事が出来ない。
下から見ると何だか亡霊が嘆いているようにも見えて不気味な様相。
この滝は下から見る為には熊がいつ出てもおかしくない大岩だらけの沢を4時間近くかけて登らなければならないが、
上から見る分には林道を登っていけば見る事が可能である。
車を樽前ガローの駐車場に駐車しそこで自転車を降ろす。
西樽前林道に向かい、ひたすらの登りを登っていく。
ひたすら来た先に分岐が現れ、右に行くと遠回りながら滝に行く事ができる。
しかし、今回は少し左に行ったところから繋がる最短ルートがあるとの事でそちらから行く事にする。
この林道、途中の沢に架けられた道がことごとく崩落していた。
何箇所もの崩落箇所を細心の注意を払いながら、荷物と自転車に分けて担いで渡す。
こんな山奥には何かあった時に頼れる人がないので時に単独行では怪我をするのは一番避けなければならない。
姿は確認できなかったものの、どうやら熊とニアミスしたみたい。
鹿やキツネなら、人間と気が付くと大きな音を立ててでも逃げて一定の距離を取るが、
藪の中から聞こえてきた足音は、まるで山菜取りの人間が歩いているかのようなゆったりとした歩調。
しかもこっちの音(気配)に気付くと歩くのをやめ、その場でじっと動かない。
匂いは、濡れた犬の様な臭いが鼻をついた。
取り合えずこちらの気配をアピールしながら先へ進んだ。
廃道化した林道の岩にチェーンリングをヒットさせて歯を曲げてしまったので、その辺の岩でチェーンリングを叩いて修復。
何ともアドベンチャー。
滝の見晴台らしき箇所に到着。
苦労しただけあって喜びもひとしお。
今度は滝の上部に移動する。
滝の奥をまずは探索。
苔蒸した川は水量は少ない。 なので、MTBで進む。
奥に岩場があり、その隙間から水が流れている。
深い窪みに溜まった水は青く澄んでいるが、
平坦な部分ではまるで水が無いみたい。
岩場の裏側がどうなっているかよりも滝が気になり今回は調査はしてません。
そして、滝の落ち口に向う。
ついに来たどー!!凄い達成感。
ここを訪れた人はいても、ここで自転車に乗った人はいないだろう。
足元は苔で滑りやすく、落ち口からもし落下したら死ぬまで時間がかかるであろう落差の下を覗く気にはなかなかなれなかった。
それでも、端の岩に捕まりながら見下ろす事が出来た。
帰りはひたすら登ってきた林道を下り、苔の洞門が封鎖された昨今では貴重な樽前ガローを堪能した。
また行きたいけど、結構度胸がいるのでなかなか思い切りが…。
by CLUBJAZZY
| 2009-08-11 23:00